グラウンドのない高校で、
私たちは3駅先の運動場まで移動して運動会の練習をしていた。
布をふくらませる演技、汗だくで歩いた帰り道。
あのとき感じた「ひとつになる瞬間」は、
今の私の中にも、ちゃんと残っています。
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衛生看護科の高校時代、
年に一度の運動会は、ちょっと特別な日だった。
でも、私たちの学校にはグラウンドがなかった。
だから、毎年決まったように、3駅先の運動場まで移動して練習していた。
電車に揺られて、重たい荷物を持って、
それだけでもう一苦労。
でも、いつも仲間たちと一緒だったから、
その道のりもなんだか楽しかった。
あの年の種目のひとつに、大きな布をみんなで持って、空気を含ませてふわっと膨らませる演技があった。
布が風を含んでふくらむ瞬間、
みんなで呼吸を合わせて、まるでひとつの生きものみたいに動くのが好きだった。
うまくいかなくて何度もやり直した練習も、
本番でピタッと決まったときの拍手も、
今思い出しても心があったかくなる。
帰り道、汗まみれの体操服で駅まで歩くとき、
「もう無理〜!」って笑いながら言ってた私たちは、
それでもまた、来年もやるんだろうなって思っていた。
体はヘトヘトだったけど、
仲間と何かをやり遂げるって、こういうことかもしれないって、
知らないうちに感じていたんだと思う。
それもまた、私の“看護のたね”のひとつだった。
🌱ひとことメッセージ
「もう無理〜!」って笑いながら言ってたけど、
心のどこかでは、またやりたいって思ってた。
あの頃の私、がんばってたな。

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